「入居者同士の騒音問題」を放置すると、周りに住む優良な入居者の退去が発生し、賃料の減少につながったり、最悪なケースでは、入居者同士のトラブルに発展し、殺人事件などの大きなトラブルを招き「事故物件」になってしまうこともあります。そんなことになれば、資産価値が減少し、アパート経営どころではなくなります。たかが「騒音問題」ですが、されど「騒音問題」です。「騒音問題」について動画(YouTube)で解説します。
「騒音問題」を解決するための3つのポイント
1、第三者を使う
2、調査をする
3、やるより、やられる方が気楽
1、第三者を使う
お客様が騒音と感じている「音」が「騒音」がどうかを確認する必要があります。
そんなときは第三者的な立場の人に、音の確認をしてもらいましょう。
まずは、親御さんはもちろん、友人や会社の同僚など、依頼しやすい人を頼るのがいいでしょう。
しかし、その問題の解決を目指すのであれば、管理会社に連絡をとり
確認してもらいましょう。
「音」の感じた方は、人によって様々です。
さらに、ご自身の体調や気分によって、その感じ方も変わります。
よって、第三者に、客観的に判断してもらうことは大切です。
2、調査をする
管理会社は、いつ、どこで、どんな、どのくらいということについて
質問します。
お客様が、その騒音の原因は上階の入居者だと決めつけていたが、
実際には、その隣の入居者が原因だったなんてこともあります。
よって、いつ、室内のどの場所から、どんな音が、どのくらいの頻度で聞こえてくるのか、といった内容の調査は、必要なのです。
それをもとに、上階のお客様の生活と照らし合わせ、原因の調査を行います。
もしも、トラブルが大きくなってしまった場合のは、それらを記録しておくことが重要です。
いまは、スマホのアプリなどを使って簡単にメモを取ったり、
その音の大きさを測ることもできます。
3、やるより、やられる方が気楽
「私が苦情を言っていることは、上の人には言わないでください」
ご連絡をいただいたお客様のほとんどが、こう言われます。
ただ、問題を解決したいのであれば、上のお客様にも伝える必要があります。
さらに、多くの場合は、下の階に音が響いている自覚がなく
「それは、申し訳ございませんでした」と
素直にききいれていただき、騒音が改善するケースもあります。
多くの方が、配慮に欠けているとは言い切れず、悪意があるわけでもありません。
実際には、そんなに大したことのない音が気になってしまい、クレームを言うお客様のいらっしゃいます。
本当に悪質で、他の入居者への配慮がかけるような行為には、毅然と対応する必要がありますが、現代社会では、「お互い様」という気持ちの余裕も必要だと思います。
「人のふり見て我ふりなおせ」ではありませんが、
もしかして、自分の何かしらで、他の方に迷惑をかけていることがないかと
自分を振り返ることも、大切かもしれません。
しかし、本当に、早朝や深夜に、配慮の無い音をさせていたり、悪意のある音を発生させるような行為であれば、迷わず、管理会社へご連絡いただいて結構です。
速やかに、改善ができるように、対応致します。